退院後の経過と思い出す母の最後

できごと

日中は、暑いけれど、朝晩は、すごく涼しいですね

私も、退院後、台風が、私の病気を連れ去っていったかのように、日ごと、回復しているのが、身体で実感できるほど、毎日が快適に過ごせるようになりました。
退院してから、20日(金)は二度目の、血液検査で、一度目は、異様に数値が上がった血小板(67万)が、41万まで、下がっていました。
まだ、多いんですけどね(;´Д`)
病原の免疫である好中球も、完全に回復して、今回嬉しかったのは、血液の赤ちゃんになる、網状赤血球が、増えていたこと。
調子悪くなってから、ほぼ赤ちゃんが生まれていなかったので、初めて、プラスの数値をみました(これも、通常より、数値高い)。
最悪なときの数値に比べたら、多い方が、ありがたいψ(`∇´)ψ
次の予約は、一ヶ月後です。
主治医は、心配だったら、2週間後に、来てもらっても、、と言ってくれましたが、
いえ!結構です!!!なにも、心配はありません!と、丁寧に、お断りしました( ̄▽ ̄)
いざ、病気になってみたら、大学病院は、行きたくない場所ですね(。>0<。)
ここから、ちょっと重い話もあるので、見たくない方は、スルーしてください。

今回、入院してしまったとき、もう、怒濤のごとく、不安とか、いろんな思いが交錯して、精神的にきつかった。

身体は、、、たぶん、普段では考えられないほど疲れやすくて、あ、疲れた・・・と思ったら、数秒後には、す~っと眠れるほどだったのに、本人には、それが、大変な状態なんだという自覚があまりなくて、私、どこも痛くないのに、どこも辛くないのに、なんで、ここに?
家、すぐそこだから、点滴に通うし、通院させてくれないのかな・・・と、考えていたり
ベッドの上にいる時間が、1日の大半で、個室で、病院なのに、部屋から出たら、どんなウィルスがるかわからないので、出歩かないようにと言われ、余計に、余計なことをあれこれ考える時間ばかりで、
余計なことを考えている合間に、ふと、思い出すのは、
母を看取ったときのこと
母は、職場の健康診断で、すぐに、大きな病院で再検査をしなさいと、電話をもらい、慈恵医大に検査を受けに行ったとき、余命3ヶ月で、急性骨髄性白血病と告げられて、それから、3年間、闘病生活を送っていた。
その日、朝食が運ばれてきて、
食べたいものだけでも食べる?と聞いたら、「うん」と言うので、
ゼリーのようなものを
ちょっとづつ
スプーンですくって、ゆっくり一口づつ食べさせていたら、
飲み込んだものが、変なところに入ったのか、咳き込みだして、
「尚美ちゃん、もう、おしまい」と言って、私に向かって、手を伸ばし、「ごめんね、おしまい」と言って、首を横に振り出して、嘔吐が始まった。
食べたものを吐いているわけではなく、血の固まりのような、なんだかわからないもの。
咄嗟に、ナースセンターに駆け込んで、嘔吐が始まったことを告げたら、
バタバタと数人の看護婦さんが駆けつけて、
口にたまった吐瀉物をはき出させて、そのまま横に寝かされた。もう危篤状態で、どうにもならないし、腹水も溜まって、かなり辛かったのに、一言も泣き言も言わず、私の前では、危篤というのは、嘘だったかのように、元気な母。前日、私が病室に泊まって、夜寝る前は、「あんたも疲れてるんだから、早く寝なさい!」と、いつもの元気な母の声で、ものを言い、数秒前まで、うん、おいしいわと、朝食を食べていたのに、

すぐ呼吸が止まり、脈が止まり、看護婦さんに、手をにぎっていてあげてと言われ、ベッドサイドに腰をおろして、まだ、暖かい手をにぎってあげた。
涙があふれるのに、声が出せず・・・
落ち着いたところで、すぐ、家族に連絡をしてきてほしいと言われ電話をしに行って、病室にもどったら、看護婦さんは、家族が来る前に、身体を綺麗に拭いてあげて、パジャマも汚れたので、取り替えてあげましょう、、話しかけながら身体を拭いてあげてね、声は聞こえてるはずだからと、言われ、泣く暇もなく、母の身支度を整えて、妹達の到着を待って、家族が揃ったところで、先生が来て、ご臨終ですと告げられた。
母の病室は、もう本当に今日か明日かという危篤状態だったので、ナースセンターの目の前の個室で、私も今、入院しているこの部屋は、ナースセンターにとても近い個室。
だからか、、思い出す母の最後。
母は、まだ、死にたくはなかったんだろうな、、、
そんなことを ぼーっと、ベッドの上で考えて
私は、何をしているんだろう・・・
家のこと、姫さまのこと、パパの世話に、アビィとメイ、これから嫌でも関わらないといけない、舅や姑の介護、お寺のことも、やらないといけないことが、ありすぎて、困っているのに、病気?
なんで?
なんで?と思うけど、パパ達のほうが、なんで?って、思っているんだろうなぁ~。
うーん、私、まだ死ぬわけにはいかない!!!
私って、欲ばかりだな・・・
という思考が、ぐるぐる、堂々巡り
考えれば考えるほど
なにをどうしたら、いいのか・・・
わからなくて
滅入るとは、こういうことなんだと、改めて認識した。
秋の風と彼岸花のせいなのか、退院してきてからも、
母の最後が、頭から離れず、一人で考えると、めそめそしてしまうので、書いてみました。

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